毎日毎日、原子物理学者や放射線医学者たちが忙しい。
なんとなくアヤシゲな学者たちがTVに出てきて、放射能の害はほとんど無い。安全だ、安全だという宣伝に務めている。
彼らにも二種類ある。
良心的な動機から、不安に駆られる人々を落ち着かせたいと考え、自分の知見を伝えようとする人。ただし、その発言が、マスコミや政府、電力会社にどう利用されるのかを認識できていない。
もう一つは確信を持って、原子力発電は危険じゃないという宣伝に加担している人だ。この種の人たちは、どうしようもない。
御用学者と呼んでもいいだろう。
もう学者とは言えないのじゃないかな。悪魔と契約した学者と言って良いかも知れない。
非常に気になっていることがある。
放射線レベルの強さの例えを胃のX線検査とか胸のレントゲンとかの医療行為の放射線レベルと比べる学者、またそれで説明しようとする解説者が多すぎることだ。
放射線医療と原子力発電所から漏れ出した放射能とは、まったく意味が違うはずだ。
また放射線を受ける時間も全く違っている。そこを隠して無理な比較をするということは、都合の良い印象を与えたいという意図があるからに他ならない。
あまたいる学者や解説者の中で、科学は誰のためにあるのかを忘れた学者を見極める力を我々も持たなければならない。
2011年3月24日木曜日
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