2011年3月20日日曜日

早春の一日に

 今日も震災のニュースが多くの時間を占めていた。
 その中でリビアに対してヨーロッパ、アメリカの軍事攻撃が始まったという報が混じっていた。なんとも、憂鬱なニュースだ。

 朝から快晴で風も弱く穏やかな一日だった。
 数日前からアオサギも姿を見せている。

 
 根釧原野では、春は川の流れから始まる。
 まだ、雪の面積は広いが、川の氷が融け、水が液体であることを主張し始める。
今日、フキノトウも見た。
 季節は、予定通り確実に進む。
 
 だが、人の世は、そうもいかない。
 その理由はハッキリしている。
 人の営みは、不可逆的で、エントロピーを増加させる方向のみに向かっているからだ。
 もちろん僕たち生き物が生きているということは、すべて、エントロピーを増加させていることになる。

 けれど、ニンゲンのそれは桁外れに大きいし、自分たちが生きるためだけではなく、自分たちが生きる場を作るためにもエントロピーを増大させている。
 誰が見てもちょっとやり過ぎだ。 

 その最たるものが原子力というわけだ。

だが、人のつくる世界は、そのように進みはしない。その理由はハッキリしている。人の営みは、不可逆的で、エントロピーを増加させる方向のみに向かっているからだ。

 その最たるものが原子力というわけだ。

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