ハクチョウが渡り始めている。
今日、ヒシクイの群れも見た。
南から帰ってきて、この後、さらに北へと去るのだろう。
渡り鳥は、不思議だ。天気図を読めるわけでなく、気象衛星の写真を見ることができるわけでもないのに、何万年も以前から同じルートを、同じような気圧配置の日に渡る。
春が近づいていることを知らせる渡り鳥の移動で、普通なら心が浮き立ってくるのだが、この南風とともに、壊れた原子力発電所から放射性物質が運ばれて来るのではないかと不安になる。
困った春になった。
大地果てる所、知床で風のように暮らしている日常を記録しただけの、ささやかな日記
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