2011年7月18日月曜日

網をカメラに持ち替えて





 撮り溜めていた写真の中に昆虫の写真が結構ある。
 今日、ハードディスクの中に「標本箱」というフォルダーを作った。このフォルダーに、今までの昆虫の写真を整理することにした。
 かつて、昆虫を採り、標本にしていた時代があった。
 いまも必要なら標本は作るのだが、大学卒業と同時期に標本集めは止めた。個人で標本を管理するのは大変だし、自分はコレクターではないとかねがね自覚していたから。
 というのは言い訳で、本当は面倒で煩わしいからだ。

 昆虫は、ほ乳類などよりはるかに古くから地球上で暮らしてきた。
 これまでの長い年月、おそらく激しい地震や気候の変動、天変地異を何度も乗り越えてきたことだろう。
 それらの試練を乗り越えて、今日生きている。
 『虫けら』と呼ばれ、時には大げさに嫌われるが、ほとんど無視されている存在。

 だが、われわれほ乳類よりもはるかに強靱なはずだ。

 そんな昆虫たちも、ニンゲンが放射能をまき散らした今度ばかりはどうなることか。心配だ。

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