「野外活動」の授業でサカナ釣りをした。
渓流でオショロコマを釣った。
生徒たち、結構不器用。
テグスで輪を作れない。
錘を取り付けることが出来ない。
教室での準備でほぼ一時間消費した。
川岸に着いてからも一騒動。
石をひっくり返して餌にするためのカゲロウやトビケラの幼虫を探す。
虫を触れない子も少なくない。
それでも、
「皆で助け合ってね」と指示してあるから、キャーキャー叫びながらも準備が進んでいく。
やがて、全員が川に糸を垂らすことができた。
いつもおとなしく寡黙なAくん。
黙ったままでどんどんつり上げていく。
結局6匹くらい釣り上げた。今日の英雄だ。
今まで気づかなかった才能を見せてくれた。
女の子とたち。
最初、虫をつかむことが出来なかった。
「気持ち悪い」を連発していた。
そのうち、一人が一匹のオショロコマを釣った。
続いてもう一人。
今度は餌を盗られた。
だんだん釣りを楽しみ始めている。
気がつけば、夢中で石をひっくり返し、川虫を手づかみして、針に付けている。
人は変わるものだ。
「虫に触る時は、『気持ちが悪い』と言うべきだ」というファッションをかなぐり捨てた瞬間だった。
来週、もう一度この授業を行う予定だ。
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