2013年5月25日土曜日

会議とハチ・・・・なんだか忙しい春の週末

 この季節になると数年前から超多忙になる。  セイヨウオオマルハナバチの講習会をあちこちで開くからだ。  遠いヨーロッパから運ばれ、住み慣れない日本のビニールハウスに放されたまではよかったのだろうが、生きものの常として生息域を拡大しようとする衝動に動かされ、ハウスを脱出し、北海道の大地に広がった。  すると法律で「特定外来生物」というレッテルを貼られて、見つかり次第追い回される。捕獲されると管瓶に閉じ込められて命を奪われる。  ただでさえ屋外では外敵も多いのに、法律までもが自分たちを追い詰める。 「トキの雛がカラスに襲われて死んだ」と大きく新聞に載り、人々はそれを読んで「ああ、残念」と嘆く。その陰で、仇のように追い回される虫もいる。  どちらも生命に違いはない。   一方、「講習会」を開く側もけっこう大変なのだ。やっと巡ってきた週末。家の周りも片付けたい。犬たちの遊び場のフェンスも作りたい。クルマの整備もしたい。  山のように溜まっている課題を尻目に、今日も家を出る。  講習会が終わったら知床財団の評議員会。明日は、知床自然大学院大学設立財団の理事会。斜里とウトロを行ったり来たりすることになる。  おまけに今年は、知床峠がまだ未開通だ。  「互いにけっこう辛いね、ハチよ。」と声をかけたかったが、外気温は9℃。ハチは1頭も姿を見せなかった。 本ブログはまもなく以下のブログに移動します。 http://blog.livedoor.jp/kirinoyura/

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