2013年5月27日月曜日

春の不安

 今日は27日だ。  毎年、この時期はせき立てられるような心の泡立ちと取り残されるような寂しさの混ざった感じを覚える。  あと一ヶ月後には、夏至を過ぎ、日が短くなり始めているという事実を考えるからだ。  気温の上昇する夏は、まだこれから始まるのだが光は、もう既に秋の気配を含み始める。「春が終わる」という寂寥感なのであろうか。  今日の、今のところの最大のニュースは大阪市長をやっている橋下氏の外交人記者クラブにおける記者会見での発言のようだ。  本来なら取るに足らぬ、まともに相手にするような人物ではないだろうが、どういう訳か彼が口を開くとマスコミが注目し、彼の言葉を垂れ流す。なぜだろう。  皆が心をときめかすほどの美しい言葉か。力強い言葉か。勇気わく言葉か。  すべてはその反対ではないか。  薄汚れた自己顕示欲にまみれた醜い単語、心を傷つける言い回し、忍び寄って背後から刺すような卑怯な表現。これが彼の言葉のすべてだ。  彼の目つきを見ている人は多いだろう。あの目は、自由と労働を軽んじ、真理と正義を憎む目だと思う。  おそらく彼は、その生育過程で、よほど酷い経験をしてきたに違いない。人の愛や善意を全く知らずに育ったのだろう。同情を禁じ得ない。しかし、多くの人に影響を与える政治家や首長のポストに就くべきではない。この種の人物が政治家になった場合、政治の方向を必ず誤らせてきたことは歴史が示しているのではないだろうか。  そのために、有権者の賢さが求められるのではないだろうか。 本ブログは,来月から 次のブログに移動します。 http://blog.livedoor.jp/kirinoyura/

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