読売新聞や時事通信の記事によると、福井県の若狭湾周辺では。1586年の天正地震の時に大津波が起き、たくさんの家屋が流され、多数の死者が出たという文献があることを敦賀短期大学の外岡慎一郎教授(日本中世史)が指摘しているという。
その記録は、京都・吉田神社の神主が著した「兼見卿記(かねみきょうき)」という文書や、ポルトガルの宣教師ルイス・フロイスが書いた「日本史」にあり、信憑性の高いものだそうだ。
若狭湾周辺には関西電力の原子力炉が14基もあり、日本原電のの原子炉もある。
しかし、関西電力は、同湾周辺で大津波の記録はないと自治体などに説明してきた。
また、福島第一原発事故後の3月18日に、関電美浜原発がある福井県美浜町議会に配った資料では「日本海側には巨大な津波の原因となる海溝型プレート境界はなく、文献では過去に若狭湾周辺で津波による大きな被害記録はない」などとしている。
鷺をカラスと言うようなウソをついていたわけだ。
そんなにまでして、原子炉を造りたいのか?
安全確認など原子炉を造るまでの、通過手続きにすぎないと軽視している証拠がここでも明らかになった。
こんなウソツキとウソツキを後押しする国家権力など、さっさと退場するべきだ。
今こそ、すべての原子力炉を止めなければならない。
そうでなければ、われわれは未来の子孫たちを裏切ることになってしまう。
2011年5月26日木曜日
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