2013年5月17日金曜日
アメリカで出会った鳥たち
先月19日から今月2日まで、フルブライト日米教育委員会の事業「ESD日米教員交流プログラム」に参加させて頂いて訪米した。
その時出会った鳥たちのうち、写真をライブドアブログで紹介しています。
http://blog.livedoor.jp/kirinoyura/
2012年2月5日日曜日
根室バードランドフェスティバル
根室半島一周バスツアーという催しがあった。
根室バードランドフェスティバルの行事の一つである。
根室市内から花咲港→友知港→歯舞港→珸瑶瑁港→納沙布岬→温根元と根室半島を一周した。
確認した鳥は25種。
ほ乳類は2種。
オホーツク海側(半島北側)は流氷がビッシリと接岸しており、鳥は少なかった。
例年、普通に見られるオオハクチョウの姿がなかったし、今年は多く飛来しているというコミミズクやユキホオジロにも出会えなかったのは「種類数を稼ぐ」上で、ちょっと痛手だった。
野張写し
シノリガモ
クロガモ
コオリガモ
クロガモ
スズガモ
キンクロハジロ
ホオジロガモ
オナガガモ
ヒドリガモ
ウミウ
ヒメウ
オオセグロカモメ
セグロカモメ
ワシカモメ
シロカモメ
オジロワシ
オオワシ
トビ
ノスリ
スズメ
ハシブトガラ
シジュウカラ
エナガ
ハシブトガラス
ハシボソガラス
ゴマフアザラシ
キタキツネ
根室バードランドフェスティバルの行事の一つである。
根室市内から花咲港→友知港→歯舞港→珸瑶瑁港→納沙布岬→温根元と根室半島を一周した。
確認した鳥は25種。
ほ乳類は2種。
オホーツク海側(半島北側)は流氷がビッシリと接岸しており、鳥は少なかった。
例年、普通に見られるオオハクチョウの姿がなかったし、今年は多く飛来しているというコミミズクやユキホオジロにも出会えなかったのは「種類数を稼ぐ」上で、ちょっと痛手だった。
野張写し
シノリガモ
クロガモ
コオリガモ
クロガモ
スズガモ
キンクロハジロ
ホオジロガモ
オナガガモ
ヒドリガモ
ウミウ
ヒメウ
オオセグロカモメ
セグロカモメ
ワシカモメ
シロカモメ
オジロワシ
オオワシ
トビ
ノスリ
スズメ
ハシブトガラ
シジュウカラ
エナガ
ハシブトガラス
ハシボソガラス
ゴマフアザラシ
キタキツネ
2011年2月17日木曜日
氷下待網漁に依存するワシ類調査
夜は冷え込みが厳しかったが、朝は快晴。風も弱く気持ちの良い日だった。
「ワシ類の漁業依存状況に関する調査」を行った。
今の時期、氷の下に網を張って魚を捕まえる氷下待網漁(こおりしたまちあみりょう)という漁が行われている。コマイとかワカサギなんかを獲るのだが、売り物にならない他の魚も一緒に網にかかっていて、それらが氷の上に捨てられる。
氷上に放置されたそれらの雑魚にオジロワシやオオワシが群がって来る。どの程度のワシ類がそれらに依存しているかの基礎データを集めてワシ類の保護に役立てることが目的だ。
風蓮湖に出かけ、氷上や樹上のワシを種類別、年齢別にカウントした。
「ワシ類の漁業依存状況に関する調査」を行った。
今の時期、氷の下に網を張って魚を捕まえる氷下待網漁(こおりしたまちあみりょう)という漁が行われている。コマイとかワカサギなんかを獲るのだが、売り物にならない他の魚も一緒に網にかかっていて、それらが氷の上に捨てられる。
氷上に放置されたそれらの雑魚にオジロワシやオオワシが群がって来る。どの程度のワシ類がそれらに依存しているかの基礎データを集めてワシ類の保護に役立てることが目的だ。
風蓮湖に出かけ、氷上や樹上のワシを種類別、年齢別にカウントした。
2009年1月4日日曜日
「エコ」がオジロワシを殺した





携帯用の箸を持ち歩いていると、よく
「エコですか?」と声をかけられる。正直なところこのように見られると照れて戸惑ってしまう。なぜなら、自分の使う割箸1膳くらいで、森林が救えるとか温暖化が防げるとか思い込めるほど僕はお人好しじゃないし、そんな大それた理由で持ち歩いているワケじゃないからだ。自分で使う食器のうち、簡単に持ち歩けるものを一つくらい歩いてもいいじゃないか、と思う。それに今はチタンなど優れた素材の箸があって、ちょっとオシャレでもある。
それよりもまず、「エコ」という言葉の軽さに戸惑う。どうやら環境問題に関心を持ち、環境保護に貢献することを「エコ」というらしい。同時に「地球にやさしい」とか「環境にやさしい」という表現もつきまとってくる。どこの世界に「やさしい」という形容詞を自分に対して使う者がいるだろうか。「僕は女にやさしいヨ」などと言う奴が信用できるワケがない。話が逸れたけど「エコ」とは「エコロジー」のことで、そもそもは「生態学」のことだ。それが拡大して、生態学的な知見を反映しようとする文化的・社会的・経済的な思想や行動に使われるようになったのだろう。だから、厳密に言えば「Ecology movement」などの英語から来ているわけで、もちろん間違っているわけではない。
だが、どこか安っぽい底の浅さを感じて、僕は使いたくない言葉なのだ。!
その実例のひとつに風力発電用風車への鳥の衝突、という問題がある。風力発電に対してまさに「環境にやさしく、エコである」というイメージ作りが先行しているが、発電用風車に激突する鳥はかなりの数にのぼっているのだ。
例えば、2002年以降の調査記録(昨年12月に出された日本野鳥の会のプレリリースに付帯した資料による)2004年以来、オジロワシの衝突事例が11例取り上げられている。いずれも北海道内で起きているものだが、このうちの11番目の事故の発見には僕も関わっている。(未発表の事故例もあり、合計で13例起きている、という説もある)
風車への衝突が、どれほど凄惨な事故になるか、写真を見てもらいたい。
これらは、2008年10月19日に発見された、釧路管内浜中町の発電用風車に激突したと考えられるオジロワシの死体である。なお、成鳥の衝突事例が明らかになったのは、この事故が最初、と考えられている。さらに事故の起こった時期から、この成鳥が北海道内で繁殖していた個体である可能性が極めて高い、と指摘されている。
2008年12月16日火曜日
さいごの鳥
「ねえ、結局どの鳥が一番好きなの?」
一人の美人と鳥についてあれこれ会話していた時、突然きかれた。それまで、「オオワシよりオジロワシが好き」とか、「カモではシマアジが好き」とか、ちょっとツウぶって鼻を膨らませて話していたのだ。ツウったって「夕鶴」のヒロインじゃないですよ。
まるで虚を突かれたように感じた。考えてみると、ワシではオジロワシがカッコイイとか、小鳥ではノビタキのメスがかわいらしい、というように、二者の比較、あるいはいくつかの選択肢の中で何が一番好きかという話ばかりをしていたのだ。
「で、つまるところ、どの鳥が一番好き?」と問われて答えに窮してしまったのだ。
正直に言えばあまり考えたことはなかった。鳥類といっても種類が多いし、生活のしかた、生息環境は多様で、したがって形態も変化に富んでいる。
「あなたの受け持つ学級で、どの生徒が一番好きですか?」と、きかれたようなものかもしれない。(当然、答えは見つからない。答えは無いのだ。)
そこで、よく考えてみた。
「好き」と言っても条件は様々だろう。色彩、姿形、飛び方、行動、表情、味?
よく、「無人島に持っていきたい一冊の本は?」などという質問があるでしょう。
「無人島に連れて行きたい鳥」なんているかな?
うん!いるとしたら一番食べ応えのあるシチメンチョウかダチョウだ。でもなあ・・・。
やっぱり普段から鳥を見ている者としては、「無人島で見たい鳥」だよな。でも無人島にいる鳥なんて限られてるよなあ。シマフクロウなんていないだろうし、似合わないよなあ。無人島という設定自体に難がある。
やはり、ここは「自分の死ぬ直前、最期に見たい鳥」とするべきだろう。すると答えはアッサリみつかった。僕の場合はハクチョウだ。
なんであんな鳥が!
バタバタ歩き、やかましくて重いばかりの鳥が、と思われるかも知れない。北海道開発局からは「特に保護する必要のない鳥」とのお墨付きももらっているしねえ。しかし、理屈ぬきで好きなんだからしかたがない。
飾り気のないガサツな日常の姿と、渡りのため断固として北へ去る後ろ姿の落差がいいんだなあ。
最期に見たいのは、当然後者のほうであるね。
一人の美人と鳥についてあれこれ会話していた時、突然きかれた。それまで、「オオワシよりオジロワシが好き」とか、「カモではシマアジが好き」とか、ちょっとツウぶって鼻を膨らませて話していたのだ。ツウったって「夕鶴」のヒロインじゃないですよ。
まるで虚を突かれたように感じた。考えてみると、ワシではオジロワシがカッコイイとか、小鳥ではノビタキのメスがかわいらしい、というように、二者の比較、あるいはいくつかの選択肢の中で何が一番好きかという話ばかりをしていたのだ。
「で、つまるところ、どの鳥が一番好き?」と問われて答えに窮してしまったのだ。
正直に言えばあまり考えたことはなかった。鳥類といっても種類が多いし、生活のしかた、生息環境は多様で、したがって形態も変化に富んでいる。
「あなたの受け持つ学級で、どの生徒が一番好きですか?」と、きかれたようなものかもしれない。(当然、答えは見つからない。答えは無いのだ。)
そこで、よく考えてみた。
「好き」と言っても条件は様々だろう。色彩、姿形、飛び方、行動、表情、味?
よく、「無人島に持っていきたい一冊の本は?」などという質問があるでしょう。
「無人島に連れて行きたい鳥」なんているかな?
うん!いるとしたら一番食べ応えのあるシチメンチョウかダチョウだ。でもなあ・・・。
やっぱり普段から鳥を見ている者としては、「無人島で見たい鳥」だよな。でも無人島にいる鳥なんて限られてるよなあ。シマフクロウなんていないだろうし、似合わないよなあ。無人島という設定自体に難がある。
やはり、ここは「自分の死ぬ直前、最期に見たい鳥」とするべきだろう。すると答えはアッサリみつかった。僕の場合はハクチョウだ。
なんであんな鳥が!
バタバタ歩き、やかましくて重いばかりの鳥が、と思われるかも知れない。北海道開発局からは「特に保護する必要のない鳥」とのお墨付きももらっているしねえ。しかし、理屈ぬきで好きなんだからしかたがない。
飾り気のないガサツな日常の姿と、渡りのため断固として北へ去る後ろ姿の落差がいいんだなあ。
最期に見たいのは、当然後者のほうであるね。
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