2009年3月31日火曜日

わたりの季節

 午後、少し時間が空いたので海のそばまで来た。このところ低気圧がいくつか通ったためだろうか。根室海峡には、うねりが入って来ていた.朝からハクチョウたちが渡っている。大きな群れは少なく、家族単位での渡りが目立つ。日本を発って一気に大陸を目指す渡りではなく、濤沸湖や風蓮湖などを目指す移動のように思われる。彼らは一度オホーツク海岸沿いの湖に集まって、より大きな群れを編成して海を渡るようだ。その群れは、家族がいくつか集まった「親族」、いくつかの「親族」が集まった「町内会」のようなものだ、と僕にハクチョウのことを教えてくださった故玉田誠先生がおっしゃっていた。まさにその通りだろう。

 今日は、人事異動に伴う引っ越しの日でもある。こちらの方は家族単位だろうか。

 かく言う僕自身も明日から新しい職場に行くことになる。 

2009年3月30日月曜日

学校の大晦日に

 学校というところは3月31日が大晦日のようなものである。一年間の教育活動が締めくくりを迎え、4月1日から新しい年度がはじまるのだから。
 今年こそ心機一転して頑張ろう、と決意するのは生徒ばかりではない。教師たちも同じなのである。

 朝から職員室にいて、机周りの荷物の整理をしていた。そんな教師たちの決意も伝わってくる。新年度の来ない僕には、そのような空気がより鋭敏に感じ取れるのかも知れない。同時に、そのようなリズムの繰り返しから逃れ得たことにホッと安心している自分がいる、ということも確かなことである。

 もっとも、「環境教育専門員」という今までにない職務に就く緊張感をもっているのも事実である。肩に力をいれず、さりとて着実に仕事をこなしていこう、と決意している。

2009年3月29日日曜日

雪の日


 朝、目覚めると雪。
 「女の腕まくり」と言うのだろうか。現代なら性的偏見に満ちている、と糾弾されるだろうが昔の人の表現だ。つまり、春先のこの時期の雪は、それほど怖れることはない、すぐに解けてしまうという意味だ。
 ほとんど一日中、外で作業をしていたが、身体の芯まで冷えてしまった。現代の「女の腕まくり」はなかなか侮れない怖さである。
 朝8時半。まだ、雪は降り続いている。昨夜から今日にかけてが寒気の底だという。 

2009年3月28日土曜日

年度末の休日


 寒の戻り。寒い一日だった。
 昨日の夜の道は、山岳地帯だけが凍結していて、路外に落ちている車も何台かあった。
 今日は、吹雪のような降り方をした時間もあった。そのような中、АРКТИКАのオイル交換を行った。ずっと懸案だったので一安心した。

 「もう一度」も含め、遠近、高低、難易に関係なく行きたい場所をリストアップしてみた。
  国だけでもピックアップしてみよう。一部、都市も入っている。
 ノルウェー
 スペイン
 オーストリア
 ルーマニア
 イタリア
 パタゴニア
 モンゴル
 コスタリカ
 ニュージーランド
 ガラパゴス
 ウルムチ(トルファン)
  バンクーバー
 バイカル湖
 カムチャツカ半島
 ハバロフスク
 ヴェトナム

 あまりの多さに自分でも驚いた。これらの一部でもいいからゆっくりと旅して回りたい。
 写真は夕陽に照らされたコップ。屈折した光が美しかった。

最近の鳥便り

 昨日3月27日の分  26日、羅臼でハクセキレイ初認。  3月17日、釧路湿原でアオサギ初認。本日も釧路川でアオサギを観察。根釧原野にヒシクイが帰ってきている。ワタリガラスはいつの間にか姿を消した。

2009年3月26日木曜日

落語とジャズ




 明日、早朝から精密検査があるので釧路泊。
 夜は、一切の飲食禁止ということで、ジャズ喫茶「ジスイズ」で少し過ごした。カウンターにあったネコたちのバンドが魅力的だった。マスターが落語好き、ということもわかった。同じ題の噺でもその場に合わせて即興的に語るところがジャズと似ているのだ、とおっしゃっていた。深く感心した。たしかにその通りだ。授業もまた同じだ。
 人生、いつ勉強ができるか油断がならないものだ。
 そう言えば、先日、浅草演芸ホールで聴いた桂米丸さんの噺も落語というより、一人の芸人の半生記と芸についての考え方「落語観」のようなものが含まれていて、講演のようだった。単なる落とし噺ではなく、深い思想が基底に観じれて、聴いて良かった、と思った。

今夜も

 今日も送別会。
 今日は、教務部の。
 連日の送別会。
 
 もう、いい。