放射線量計を買ってしまった。
それが今日、届いた。
今は、あちこちで引っ張りだこなのだろう。普段なら二束三文、と言っては言い過ぎだろうが、さほど実用の役に立たず、普通の人々には無用の長物であるはずの物が、今や大人気商品で、注文からかなり待たされた上、値段も、たぶん普段よりけっこう高いのだろう。
家の中に設置してある無線LANの調子が悪く、ルータの買い換えを検討していたのだが、その予算がこちらに回ってしまった。
放射性物質による汚染が疑われる食材が出回るようになったら、自分たちで安全を確認しなければならない。
「安全です」を繰り返すだけの政府や、根拠のハッキリしない「基準値」が全く信頼できない。
線量計は、お箸や茶碗のように、わが家に不可欠な物になってしまった。
人生には色々なことがある。
まさか、こんな道具に頼って生活する日が来るなんて、予想もしていなかった。
2011年4月18日月曜日
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三日程前にこのブログに辿り着きました。2週間分ほど読ませてもらいましたが、心にしみます。
返信削除「放射線量計」、私も価格的に購入可能で、空気や雨、食料品などが正確に計れるなら買ってみようかな、と考えていたところです。もしよければ具体的な品名を教えていただけませんか?ただし、「安心・安全」な基準値を知らないと役に立ちませんね。
KAZENOTAYORIさん:
返信削除長期間お返事せず、大変失礼いたしました。
お許し下さい。
線量計は中国製で、「上海仁机○器○表有限公司」(○は簡体字)というメーカーのDP802i型というものです。
コメントに気づかず、放置したこと、重ねてお詫び申し上げます。
霧野悠羅